大学生になると、どんなことができるのか?それは人それぞれ。今までやってみたかったことをより深く追求したり、新しい人・出来事との出会いの中で何かを始めてみたり。大学生は自分で考え、積極的にチャレンジすることで、高校生の頃とは違った大きな可能性が広がります。そんな大学生の活躍の様子を「大学MVS ~Most Valuable Student~」と題したシリーズで紹介します。
九州産業大学では中央会館学生食堂のリニューアルに伴い、芸術学部デザイン学科がロゴマークの制作と食器のデザインを開発することになりました。このプロジェクトは、私の所属するゼミの学生が主体となって行ったもので、当時3年生だった私を含めた6人のメンバーと教授の7人で、約半年間にわたって取り組みました。
ロゴマークの制作では、学生と教授がコンペティション形式で個々に競い合いました。私たちのゼミは、ユーザーにとってのブランド価値を高めるブランディングを研究しているため、ロゴマークが施設に及ぼす影響や、親しみやすさを与える色や雰囲気など、さまざまな観点からデザインを開発しました。また、食器のデザインについては、デザインを決めるほかに、位置や大きさを調整したロゴマークをトレーへ配置、またトレーの色の選定なども行いました。
リニューアルオープンした学生食堂「アルテリア」には多くのマスコミや学生が詰め掛け、大盛況でした。メンバー全員がこのプロジェクトに積極的に参加していたこと、また、ミーティング以外でもメンバー間のコミュニケーションをこまめに取っていたことが、プロジェクトを成功に導いた要因だと思います。このプロジェクトを通して、チームで仕事をする上でのやりがいと積極的なコミュニケーションの重要性を学べたのは、私にとって大きな収穫でした。
プロジェクトメンバーとともに
このほか、2年生の後期から現在まで、学内の女子学生支援室の活動の一環である「食堂・飲食店改善プロジェクト」に参加しています。これは、学生の意見のもと、学内の食環境を改善するために大学側に企画提案を行う活動で、私を含めた2人の学生と3人の教職員とで進めています。これまで、学内の食堂を明記した地図の制作や、移動販売車の導入などの提案を行ってきましたが、今年度は芸術学部エリアで初めてとなる自動販売機の設置を提案しています。学生のニーズに合ったものをと、120人を超える芸術学部生にアンケートを実施し、今回の企画を提案しました。
これらのプロジェクトでも、教職員のメンバーとの密な連携が大切。学生食堂のロゴマーク制作・食器デザインのプロジェクトを経験し、チーム間の積極的なコミュニケーションの重要性を学んだため、その経験を活かしながらこの活動に取り組んでいます。実現に向けて、根気強く進めていきたいと考えています。
メンバーとの打ち合わせ風景
九州産業大学ってどんな大学?<大学担当者から>
●「必ず、カタチにしてみせる。」をスローガンに、地域文化の維持発展に貢献できる人材を育成!
九州産業大学には、学生が主体的に地域や企業、行政と連携してプロジェクトに取り組む「KSUプロジェクト型教育」があります。これまでに、国指定重要無形民俗文化財である燈籠人形の舞台背景幕を制作する「八女福島燈籠人形舞台背景幕修復・制作プロジェクト」、若い感性で博多人形を制作し名産品のPRに取り組む「博多人形の新しい市場開拓プロジェクト」、画面タッチ数を計測するアプリを導入したタブレット端末を用いて利用客数などの調査を行う「福岡県内自治体コミュティバスにおける利用状況調査プロジェクト」など、数々の実績があります。
また、上記のプロジェクトのほかに、女子学生の会「KSUGL(くすぐる)」では、女子学生の目線から雑誌の企画・編集・刊行を行う「キャンパスガイドプロジェクト」など、女子学生が活躍する場がたくさんあります。
平成28年度から新たに再編した芸術学部は、日本初の「ソーシャルデザイン学科」を設置し、社会と文化の創造に貢献できるアーティスト、デザイナー、写真家などのクリエーターを養成します。また、平成29年4月から理工系学部を一新し、「理工学部」、「生命科学部」、「建築都市工学部」の3つの学部が誕生します。多彩な学科、最新の設備環境を用意し、より高度で実践的な研究活動が実現します。
八女福島燈籠人形舞台背景幕修復・制作プロジェクト
福岡県内自治体コミュニティバスにおける利用状況調査プロジェクト
九州産業大学は、人文・社会・理工・芸術系学部を有する総合大学です。「教養科目」と55段階以上の能力別少人数クラスで行う「外国語科目」に加え、各学部の「専門基礎科目」で構成する「KSU基盤教育」で土台となる教育を徹底。また、実践教育である「KSUプロジェクト型教育」では、地域や企業、行政とコラボレーションした130件を超えるプロジェクトを展開しています。商品開発やプロモーション、技術開発、イベント開催など、総合大学だからこそ実現できる学びによって、社会で必要とされる「実践力」、「共創力」、「統率力」を磨いていきます。
また、「結果として就職が決まる学生生活」を目指し、1年次から始まる本学独自のキャリア教育を推進。「キャリア教育プログラム開発事業」(平成26年度厚生労働省委託事業)においては、独自性の高いプログラムとして九州の大学で唯一採択されています。連携するキャリア支援センターでも、各種ガイダンス・セミナーの開催や求人情報などの提供に加え、徹底した個別面談を実施。この結果、就職内定率は5年連続で上昇、平成27年度は過去最高の95.4%を記録し、このうち96%が正社員として採用されています。
九州産業大学 芸術学部デザイン学科4年生 柴田鈴子さん
●積極的なコミュニケーションがプロジェクト成功の鍵!
九州産業大学では中央会館学生食堂のリニューアルに伴い、芸術学部デザイン学科がロゴマークの制作と食器のデザインを開発することになりました。このプロジェクトは、私の所属するゼミの学生が主体となって行ったもので、当時3年生だった私を含めた6人のメンバーと教授の7人で、約半年間にわたって取り組みました。
ロゴマークの制作では、学生と教授がコンペティション形式で個々に競い合いました。私たちのゼミは、ユーザーにとってのブランド価値を高めるブランディングを研究しているため、ロゴマークが施設に及ぼす影響や、親しみやすさを与える色や雰囲気など、さまざまな観点からデザインを開発しました。また、食器のデザインについては、デザインを決めるほかに、位置や大きさを調整したロゴマークをトレーへ配置、またトレーの色の選定なども行いました。
リニューアルオープンした学生食堂「アルテリア」には多くのマスコミや学生が詰め掛け、大盛況でした。メンバー全員がこのプロジェクトに積極的に参加していたこと、また、ミーティング以外でもメンバー間のコミュニケーションをこまめに取っていたことが、プロジェクトを成功に導いた要因だと思います。このプロジェクトを通して、チームで仕事をする上でのやりがいと積極的なコミュニケーションの重要性を学べたのは、私にとって大きな収穫でした。
プロジェクトメンバーとともに
●学内の食環境改善プロジェクトに奮闘中!
このほか、2年生の後期から現在まで、学内の女子学生支援室の活動の一環である「食堂・飲食店改善プロジェクト」に参加しています。これは、学生の意見のもと、学内の食環境を改善するために大学側に企画提案を行う活動で、私を含めた2人の学生と3人の教職員とで進めています。これまで、学内の食堂を明記した地図の制作や、移動販売車の導入などの提案を行ってきましたが、今年度は芸術学部エリアで初めてとなる自動販売機の設置を提案しています。学生のニーズに合ったものをと、120人を超える芸術学部生にアンケートを実施し、今回の企画を提案しました。
これらのプロジェクトでも、教職員のメンバーとの密な連携が大切。学生食堂のロゴマーク制作・食器デザインのプロジェクトを経験し、チーム間の積極的なコミュニケーションの重要性を学んだため、その経験を活かしながらこの活動に取り組んでいます。実現に向けて、根気強く進めていきたいと考えています。
メンバーとの打ち合わせ風景
九州産業大学ってどんな大学?<大学担当者から>
●「必ず、カタチにしてみせる。」をスローガンに、地域文化の維持発展に貢献できる人材を育成!
九州産業大学には、学生が主体的に地域や企業、行政と連携してプロジェクトに取り組む「KSUプロジェクト型教育」があります。これまでに、国指定重要無形民俗文化財である燈籠人形の舞台背景幕を制作する「八女福島燈籠人形舞台背景幕修復・制作プロジェクト」、若い感性で博多人形を制作し名産品のPRに取り組む「博多人形の新しい市場開拓プロジェクト」、画面タッチ数を計測するアプリを導入したタブレット端末を用いて利用客数などの調査を行う「福岡県内自治体コミュティバスにおける利用状況調査プロジェクト」など、数々の実績があります。
また、上記のプロジェクトのほかに、女子学生の会「KSUGL(くすぐる)」では、女子学生の目線から雑誌の企画・編集・刊行を行う「キャンパスガイドプロジェクト」など、女子学生が活躍する場がたくさんあります。
平成28年度から新たに再編した芸術学部は、日本初の「ソーシャルデザイン学科」を設置し、社会と文化の創造に貢献できるアーティスト、デザイナー、写真家などのクリエーターを養成します。また、平成29年4月から理工系学部を一新し、「理工学部」、「生命科学部」、「建築都市工学部」の3つの学部が誕生します。多彩な学科、最新の設備環境を用意し、より高度で実践的な研究活動が実現します。
八女福島燈籠人形舞台背景幕修復・制作プロジェクト
福岡県内自治体コミュニティバスにおける利用状況調査プロジェクト
●大学からのメッセージ「総合大学だからこそ実現できる実践教育を展開!」
九州産業大学は、人文・社会・理工・芸術系学部を有する総合大学です。「教養科目」と55段階以上の能力別少人数クラスで行う「外国語科目」に加え、各学部の「専門基礎科目」で構成する「KSU基盤教育」で土台となる教育を徹底。また、実践教育である「KSUプロジェクト型教育」では、地域や企業、行政とコラボレーションした130件を超えるプロジェクトを展開しています。商品開発やプロモーション、技術開発、イベント開催など、総合大学だからこそ実現できる学びによって、社会で必要とされる「実践力」、「共創力」、「統率力」を磨いていきます。
また、「結果として就職が決まる学生生活」を目指し、1年次から始まる本学独自のキャリア教育を推進。「キャリア教育プログラム開発事業」(平成26年度厚生労働省委託事業)においては、独自性の高いプログラムとして九州の大学で唯一採択されています。連携するキャリア支援センターでも、各種ガイダンス・セミナーの開催や求人情報などの提供に加え、徹底した個別面談を実施。この結果、就職内定率は5年連続で上昇、平成27年度は過去最高の95.4%を記録し、このうち96%が正社員として採用されています。