こんにちは。九州大学理学部2年のいわちーです。(*^^*)
今回は基幹教育の中の課題協学について紹介したいと思います!
もういきなり聞きなれない単語が二つも出てきてしまいました(-_-;)
まず基幹教育とは、大学で専門的なことを学ぶ前に「ものの見方・考え方・学び方」を学ぶ授業のことなのです。
課題協学とは、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢、問題の解決を目指して学び続ける態度、専門を異にする他者と協働できる能力などを養うため、1年生が学部学科の枠を超えて協力し合って課題を解決していく授業のことです。
具体的には、いくつかある教室テーマ(大テーマ)の中から1つ、自分が興味のあるテーマを選びます。例えば「これからの医療を考える」や「未来を見通す力とは何か」などです。ちなみに、私たちの時は教室テーマが5つに分かれていました。今年は7つに分かれており、毎年変わっているようです。
その教室テーマの中で、今度は三つの協学課題(小テーマ)に分かれます。一つの協学課題には約20人が割り当てられます。そして、教授が6人ぐらいずつにグループ分けをして、取り組む協学課題を割り当てます。その6人くらいのグループというのはほぼ初対面のグループなのです。今まで行った協学課題は、芸術作品と工業作品の違いとは何かを調べて自分で芸術作品を考えだして値段をつけたり、リスクという言葉について表す意味を考えたりしました。さらには、宇宙人が地球を侵略する危険性について考えたり!?などもしました。
これだけ聞いても良くわからないと思うので私が体験した授業を1つ紹介したいと思います!
私が選んだ教室テーマは「多元社会を生きる」というテーマで、その中で方言について取り上げる「言語文化の多様性」という協学課題をやりました。この協学課題では自分たちが話している方言や若者言葉について自由に調べ、それを2分以内の映像にして作品化することが目的でした。
まず初めて出会うメンバーで話し合って、イントネーションの変化について調べてみることにしました。イントネーションの変化を調べようと思った理由は、大学は様々な地域から人が集まってくるので、データを集めることが簡単にできると考えたからです。一人ひとりが20人を目標に年齢層が幅広く10代から60代の方々に、あらかじめ決めた3種類の言葉を友達や家族に言ってもらい、それを録音して世代別、出身地別に分けて違いを比べました。
(調べた言葉のうち「ピアノ」のアクセントの位置について)
調べてみると、出身地によってアクセントは大幅に違うことがわかりました。また年齢やお題とする言葉によっても様々な違いがあることがわかりました。興味深かった違いは、ひらがな言葉「みかん」では年齢によるアクセントの違いは見受けられなくて、カタカナ言葉「ピアノ」は、年齢が高い方々は“ア”に、年齢の低い方々は“ピ”にアクセントが出て、年齢による違いが大きく出たことでした。
これらの作業の中で大変だったところは、はじめに、グループ内でのリーダーとグループで取り組むテーマを決めるところでした。なにせ全く面識もなく別々の学問を専攻している人たちがいきなり動画を作るからテーマを話し合って決めてといわれても何を基準にすればいいのかもわかりません。(;_:)
話が進まないと困るので私がリーダーとなって、グループ内の意見をまとめて音声のデータを取ってきてもらい、それを分類して動画を作り上げました。
そのほかのテーマの時でも、リーダー気質のメンバーがいなければ、私がリーダーとなってグループをまとめ、リーダーをやりたいというメンバーがいれば、リーダーはその人に任せて、私はデータ収集などの役割を全力でやりました。私がリーダーとなった時には、協学課題(小テーマ)に合わせて作業を進めるために、みんなの意見をまとめて形にするための多数決をとり、課題を行うための役割分担などを行いました。
この課題協学で学んだことは、メンバーの気質に合わせ、足りない役割を補ってグループ活動をスムーズに行う方法です。
この方法を使えば大学生活で友達を作ったり、課題をこなしたりすることも楽勝です!
高校生から大学生になるということは、新しい環境に飛び込むということです。
慣れない環境に早くなじんでいくためには、仲間の存在が不可欠です!
私はこの課題協学をこなしていく中で、学部学科の枠にとらわれずたくさんの友達を作ることができました。
このように九州大学では授業だけでなく大学生をサポートするプログラムがたくさん用意してある大学です。
もっと詳しく知りたいと思った方はオープンキャンパスにぜひ足を運んでみてください(^^)/
今回は基幹教育の中の課題協学について紹介したいと思います!
もういきなり聞きなれない単語が二つも出てきてしまいました(-_-;)
まず基幹教育とは、大学で専門的なことを学ぶ前に「ものの見方・考え方・学び方」を学ぶ授業のことなのです。
課題協学とは、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢、問題の解決を目指して学び続ける態度、専門を異にする他者と協働できる能力などを養うため、1年生が学部学科の枠を超えて協力し合って課題を解決していく授業のことです。
具体的には、いくつかある教室テーマ(大テーマ)の中から1つ、自分が興味のあるテーマを選びます。例えば「これからの医療を考える」や「未来を見通す力とは何か」などです。ちなみに、私たちの時は教室テーマが5つに分かれていました。今年は7つに分かれており、毎年変わっているようです。
その教室テーマの中で、今度は三つの協学課題(小テーマ)に分かれます。一つの協学課題には約20人が割り当てられます。そして、教授が6人ぐらいずつにグループ分けをして、取り組む協学課題を割り当てます。その6人くらいのグループというのはほぼ初対面のグループなのです。今まで行った協学課題は、芸術作品と工業作品の違いとは何かを調べて自分で芸術作品を考えだして値段をつけたり、リスクという言葉について表す意味を考えたりしました。さらには、宇宙人が地球を侵略する危険性について考えたり!?などもしました。
これだけ聞いても良くわからないと思うので私が体験した授業を1つ紹介したいと思います!
私が選んだ教室テーマは「多元社会を生きる」というテーマで、その中で方言について取り上げる「言語文化の多様性」という協学課題をやりました。この協学課題では自分たちが話している方言や若者言葉について自由に調べ、それを2分以内の映像にして作品化することが目的でした。
まず初めて出会うメンバーで話し合って、イントネーションの変化について調べてみることにしました。イントネーションの変化を調べようと思った理由は、大学は様々な地域から人が集まってくるので、データを集めることが簡単にできると考えたからです。一人ひとりが20人を目標に年齢層が幅広く10代から60代の方々に、あらかじめ決めた3種類の言葉を友達や家族に言ってもらい、それを録音して世代別、出身地別に分けて違いを比べました。
(調べた言葉のうち「ピアノ」のアクセントの位置について)
調べてみると、出身地によってアクセントは大幅に違うことがわかりました。また年齢やお題とする言葉によっても様々な違いがあることがわかりました。興味深かった違いは、ひらがな言葉「みかん」では年齢によるアクセントの違いは見受けられなくて、カタカナ言葉「ピアノ」は、年齢が高い方々は“ア”に、年齢の低い方々は“ピ”にアクセントが出て、年齢による違いが大きく出たことでした。
これらの作業の中で大変だったところは、はじめに、グループ内でのリーダーとグループで取り組むテーマを決めるところでした。なにせ全く面識もなく別々の学問を専攻している人たちがいきなり動画を作るからテーマを話し合って決めてといわれても何を基準にすればいいのかもわかりません。(;_:)
話が進まないと困るので私がリーダーとなって、グループ内の意見をまとめて音声のデータを取ってきてもらい、それを分類して動画を作り上げました。
そのほかのテーマの時でも、リーダー気質のメンバーがいなければ、私がリーダーとなってグループをまとめ、リーダーをやりたいというメンバーがいれば、リーダーはその人に任せて、私はデータ収集などの役割を全力でやりました。私がリーダーとなった時には、協学課題(小テーマ)に合わせて作業を進めるために、みんなの意見をまとめて形にするための多数決をとり、課題を行うための役割分担などを行いました。
この課題協学で学んだことは、メンバーの気質に合わせ、足りない役割を補ってグループ活動をスムーズに行う方法です。
この方法を使えば大学生活で友達を作ったり、課題をこなしたりすることも楽勝です!
高校生から大学生になるということは、新しい環境に飛び込むということです。
慣れない環境に早くなじんでいくためには、仲間の存在が不可欠です!
私はこの課題協学をこなしていく中で、学部学科の枠にとらわれずたくさんの友達を作ることができました。
このように九州大学では授業だけでなく大学生をサポートするプログラムがたくさん用意してある大学です。
もっと詳しく知りたいと思った方はオープンキャンパスにぜひ足を運んでみてください(^^)/