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大学自慢 2016年12月09日 筑紫女学園大学

【大学MVS vol.9】チームワークで、企業の課題解決に取り組む。

大学生になると、どんなことができるのか?それは人それぞれ。今までやってみたかったことをより深く追求したり、新しい人・出来事との出会いの中で何かを始めてみたり。大学生は自分で考え、積極的にチャレンジすることで、高校生の頃とは違った大きな可能性が広がります。そんな大学生の活躍の様子を「大学MVS ~Most Valuable Student~」と題したシリーズで紹介します。
 
筑紫女学園大学 文学部 日本語・日本文学科2年 足立 楓さん
●問題の本質を捉える客観的な思考を鍛える!

私は、筑女「めざめ」プロジェクトという企業と大学が提携した約一カ月間のプログラムに参加しました。これは、現実の企業が抱える課題に対して、グループで解決策を探求し、提案・発表するものです。私はこのプログラムに参加することで、実際の企業、実際の社会人の考え方に触られるのではないかと考え、参加を決意しました。また私は日頃、講義などで自分の考えや意見を発表する一方、グループでの活動も望んでいましたので、このプロジェクトを通じてグループで課題に取り組む経験ができることにも魅力を感じました。
実際の活動で特に苦労したことは、企業が求めていることは何かという、課題の本質をつかむことでした。最初は、主観的な意見による提案となってしまいましたが、企業の方々からのフィードバックや他チームとの意見交換、チームでの討議を経て、課題の本質を理解。そのうえで、自分たちの意見を提案することにより、様々な視点を取り入れた客観性のある提案の重要性に気づくことができました。
私は、このプログラムを通じて、物事の本質を捉えて考えることや独りよがりではない客観性のある提案などの重要性を学べました。また、チームによって全く違う提案もあり、様々な考え方に触れることができたことも良い勉強になりました。私は今回の経験を活かし、これからも自分の考え方や視野をもっと広げていきたいと考えています。

01
 
●経験から学んだことを実生活に活かす!

私はいま、「めざめ」プロジェクトの次のステップとして、学生主体の別プロジェクトに参加しています。約20名のチームでまとめ役の1人として活動していますが、メンバーの意見をひとつにまとめていく役割は、簡単ではないと感じています。しかし、「めざめ」プロジェクトでの経験は、自分のチーム内でのあり方を見つめ直し、チーム全体に目を配り、より良い活動にしていくという、これまでの自分にはなかった新しい考えに繋がっていると思います。これら2つのプロジェクトでの経験により、私が自分の成長として感じていることは、経験で得たものを次のステージでどう活かしていくか、自ら考え、行動することができているということです。経験から得たものを活用していくことができなければ宝の持ち腐れです。そうしないために、経験から学んだことを実際の生活の中で活かしていくことを意識して、今後の学生生活を送りたいと思います。

02
 
筑紫女学園大学ってどんな大学?<大学担当者から>
●教員と職員が共同して、生きる力を養成!

本学では、キャリア教育の一環として足立さんが参加したプロジェクトのような企業・社会人と共に課題に取組むプログラムを実施しています。この取り組みは、単に就職結果を求めるためのものではありません。一般的に各大学は「入学者受け入れ方針」「カリキュラム編成・授業の実施に関する方針」、「卒業者に養わせたい力に関する方針」の国が指導する3方針を掲げています。本学では、これに加えて独自に4つ目の方針を掲げています。それは、「学生支援・学生サポートに関する方針」です。大学は多くの場合、社会に出る最後の教育機関となります。卒業時の就職結果は当然ですが、本学はそれ以上に卒業後の何十年という人生をどんな信念や考えを持って歩んで行くかを重要視しています。このため本学では、正課授業だけでなく、今回紹介した「めざめ」プロジェクトや様々な正課外活動通じて、卒業時22歳段階での自己の確立、生きる力の養成を教員と大学職員が協同して、サポートしています。

03
 
●大学からのメッセージ「『行ってよかった大学』、筑女ならそう思える!」

大学選びで、多くの高校生が重視するのは、「取得できる資格」「就職率」、「偏差値」などだと思います。しかし、企業が採用の際、みなさんのどこを見ているかというと、「主体性」「挑戦力」、「コミュニケーション力」などといった点が主です。これらの力を示す資格はなく、目で見えるものでもありません。そのため、グループディスカッションなど多様な採用試験があるのです。資格を求めないことはありませんが、企業はあなたがこれまでどう生きてきたか、今後どう生きようとしているのか、一緒に働く人材として適当かという視点で見ています。本学はこの社会人基礎力と呼ばれる力の養成を目的とした取り組みを大学の方針として実践しています。大学を選ぶとき、将来の自分の人生を豊かにするために必要な力は何なのか、それを伸ばす環境があるかという点を加えることが「行ってよかった大学」と出会うことに繋がると思います。


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