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大学自慢 2018年02月07日 筑紫女学園大学

自分の大きな糧となった教育実習!

こんにちは!
筑紫女学園大学 文学部英語学科4年生のアスちゃんです!
筑紫女学園大学は学生や先生方みんなから略して「筑女(ちくじょ)」と呼ばれています。

今回は、中学校の先生や高校の先生を育成する中等教育の教職課程について説明しますね。
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筑女の中等教職課程は、1年生の後期からスタートします。「教職入門」という授業を受けて、教師とはどんなことをする職業かを学びます。
私は高校生の時、ボート部に所属していて、部活も顧問の先生も大好きだったので、いつか私も生徒とこんな風に関わっていきたいと思ったのがキッカケで「教師」に興味を持つようになりました。

授業の中では学科もコースも違う同級生との授業で、始めは緊張しましたが、同じ志を持つ人たちとの出会いは大きなものとなりました。

そして、この繋がりで作り上げたのが3年生の「教職劇」です。「教職劇」とは中等教職生で各チームに分かれ、劇を一から作成し出演するという筑女ならではの教職科目です。

春の中等教職生合宿からスタートし、10月の筑紫祭での上演を目標として教職生全員で奮闘しました!演劇経験のある子もいましたが、ほぼみんな未経験者だったので手探りの状態で作り上げていきました。劇を作り上げていく中でより良いものにしたい気持ちが高まり、チームメイトとぶつかりあうこともありましたが、筑紫祭当日は全3チームとも最高の終演を迎えることができました。この「教職劇」で築いた絆は一生ものだと胸を張って言えます。

この写真は劇が終わった後の反省会での一枚です。一人ひとり教職劇を終えての感想を話したのですが、感動のあまり、みんな泣きすぎて少し目が腫れています(^^;)
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そして4年生は教職課程の大目玉である「教育実習」を母校の中学校で行います。初日はとても緊張しましたが、生徒たちや先生方に温かく迎えてもらい実習を終えられたことに感謝しています。

私の担当教科は英語でした。
大変だったと感じたことは、指導案をはじめとする授業づくりです。事前に指導案の書き方は大学の方で勉強していたのですが、私の出身中学は市の指定テキストがあり、それを組み込んで指導案を作成することや学習プリントをつくることに、始めの方は慣れずに苦戦していました。

実習の中盤では、指導案をうまくつくるということばかりに意識が向いてしまい、肝心の“生徒のために授業をする”というところから離れていると気付き、授業計画を見直していきました。

しかし、私のつたない授業でも生徒たちは「はい!!」と手を挙げて発表をしたり、質問を積極的にしてくれたりして、授業時間外でも「先生の授業面白かったよ。」と声をかけてくれました。

自分の実習の成果を先生方に見てもらう査定授業では、「みんなのために授業をしよう」と心に決めて挑みました。査定授業の内容は、みんなに動物の絵を描いてもらい、本日学習した文法を使って説明するといったものでした。

私のゼミの先生も授業を見に来てくれて、感謝と緊張でいっぱいの査定授業だったのですが、一番感動したことは、これまで発表を自分からあまりしたことなかった生徒が、自ら手を挙げてくれたことでした。「今日のこの日をみんなも大事な日だとわかって頑張ってくれているのだな」と思うと、不思議と力が湧いてきて終始笑顔で授業をすることができました。

沢山の失敗と反省の繰り返しの教育実習で、途中もう無理かもしれないと思ったこともありましたが、先生方や生徒たちに支えられて無事に終えることができて感謝の気持ちでいっぱいの実習となりました。

特に担当の先生の言葉で心に残っているのは「沢山経験してみなさい。まだ時間はいっぱいあるよ。」というお言葉です。授業といえども、やっぱり楽しいのが一番です。

生徒にどれだけ英語という教科に興味を持ってもらい、学習してもらうかは教師の腕次第なのだなと思いました。その「面白い授業」にするためには、授業する側である私が色んな経験を積んで、面白い“引き出し”をたくさん持っておこうと思いました。

だから、高校生のみなさんも将来に役立つ、役に立たないは関係なしに、たくさんのことにチャレンジして“引き出し”持っておいてほしいと思います(^-^)

そして、私は今年から社会人となるのですが、私は目指していた「先生」としてではなく一般の企業に就職をします。教員採用試験も受験し、最後まで悩んだのですがこの選択をしました。

この道を選んだ理由は、先ほどもお話したように“引き出し”をつくるためです。
教育自習に行って、まだまだ私は色んなことに対しての経験が足りないなぁと実感しました。だから、一旦先生の道からは少し離れて色んなことにチャレンジしてみたいと思います!!

先生の道からは少し離れますが、私が教職課程で学んだことは大きくて、これから生きていく中できっと多くの場面で役立つと思います。

だから私は筑女で先生を目指してよかったです!!