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大学自慢 2015年11月17日 福岡教育大学

フリスビーで世界を笑顔にする!

こんにちは。
福岡教育大学3年の“かな”です。

私は、福岡教育大学の初等教育教員養成課程美術選修(※)に所属しています。
私の課程は、小学校の先生になる勉強をしながら、美術を一緒に学んでいます。

入学後、美術科で様々なことを学び、現在は
美術科の教材について研究しています。
研究の内容は、図画工作科の教材についてで、
具体的には、紙を使ってフリスビーを作るというものです。

なぜこの研究を始めたのかというと、私は今年の8月にロンドンで行われた
U23世界アルティメット選手権に出場したことにあります。

アルティメットというのは、簡単に言うとアメフトを
フリスビーでやっているみたいな感じで、
サッカーやバスケットの動きの要素を多く含んでいるスポーツです。
大学に入りサークル活動として始めました。

3年生に上がるころには日本代表として選出され、世界選手権に出場し、
自分よりももっともっと大きな選手たちと闘い、世界一になることが出来ました。
最高の仲間と最高の結果が残せたので、これ以上のうれしいことはありません。



私は世界選手権の時、アジア圏の出場の少なさに気づきました。
まだアジアでは、アルティメットはもちろん、
フリスビーを投げて遊ぶという文化がありません。
世界一になったことをきっかけに、その後東南アジアを旅し、現地の方と触れあい、
アジアにアルティメットを普及する活動を行おうと決めました。

そんなこともあり、ゼミでフリスビーを作るという研究をすることにしました。
そのような状況の中で、フリスビーを気軽に投げられるようになるためには
どうすればいいのかと考えました。

私の理想はフリスビーを手作りすることでした。
材料が限られるアジアの田舎で、どのようなものが適しているか模索していた時に、
ゼミの先生が紙を使ってお面を作っていました。
そのお面は、特殊な樹脂を塗って強固なものにしていました。
それを見て、これでフリスビーを作れないかと
熱心に相談し、先生の協力を得ることができました。

そこから私のフリスビーづくりが始まりました。
まだまだ研究段階なのですが、いくつかフリスビーを試作しています。



固くしすぎると何かに当たった時に割れてしまうので、
固くしすぎないようにする。
でも柔すぎるとしっかり投げることが出来ないので、
その辺を研究していかなければいけないなと思っています。

いつか紙で作れるフリスビーが完成したら、紙さえあれば場所を
選ばずフリスビーが作れると思います。
世界のいろいろなところでフリスビーを作り、
フリスビーを気軽に手に取ってもらえるようにしたいと思います。

「フリスビーで世界を笑顔にする。」

これが私の夢です。

教員になった暁には、ぜひこのフリスビーを
子どもたちとともに作っていきたいと思います。

※「初等教育教員養成課程美術選修」は平成28年度から
福岡教育大学 教育学部は改組され、新しい教育課題に適切に対応できる
「小学校教育のスペシャリスト」を育てるべく、総合的なカリキュラムに
変更致します。来年度の募集課程は下記をご参照ください。
https://www.fukuoka-edu.ac.jp/prospects/p_manabu/