学べば学ぶほど、看護師という仕事の責任とすばらしさを実感
正直に言うと、私が最初に看護師を目指した理由は「手に職がついて安定しているから」という不純な動機でした。でも熊本地震をきっかけに、看護の中でも、特に震災看護に強く興味を持つようになり、実際に大学で学ぶことで、自分の価値観や視野の狭さを思い知りました。
看護について勉強したり、看護師の実際の仕事を目の前で見たりするごとに、人の命に関わること、生活や家族の支援を行うことへの責任の重さを実感しています。人によって生活スタイルや生き方、大切にしていることは異なります。それを理解したうえで、適切な看護・支援をすることはとても難しいです。だからこそ、いつどんな時も患者さんの気持ちに寄り添える看護師を目指して、毎日勉強に励んでいます。
進学先に悩んでいる人は、しっかり情報収集をして保護者と話し合って
福岡は人もあたたかく、楽しい場所やモノがたくさんあって充実した毎日を過ごすことができる場所です。電車や地下鉄をはじめ交通機関も発達しているので、気軽に色々な所に行くことができますし、韓国や台湾などのアジア圏への旅行も便利。自然も都会もあって、住みやすい街だと思います。
しかし、進学で親元を離れることへの不安や経済的な負担を感じることもあると思います。大学によっては寮があったり、ルームシェアをして通っている人もいますので、まずは情報収集をしっかりと行い、保護者や先生にもぜひ相談してみてください。大切な進路だからこそ、自分自身ときちんと向き合って、後悔のないように考えてほしいと思います。