大学ネットワークふくおかが実施する
「学生地域活動大賞」
12月7日(土)、学生地域活動大賞の一次審査を通過した8チームがプレゼンテーションによる二次審査に臨みました。地域活動に造詣の深い審査員4名による厳正な審査を行い、以下のとおり各賞が決定しました。表彰式では各審査員による講評が行われ、大学生主体の様々なアプローチによる地域貢献活動への労いの言葉をかけていただくとともに、今後も活動が継続され、発展していくことへの熱い期待が寄せられました。
最優秀賞 | 九州産業大学ライフセービング同好会(九州産業大学) |
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優秀賞 | フレンズ国際ワークキャンプ九州委員会(FIWC九州)フィリピンキャンプ(九州大学/西南学院大学/福岡大学) |
災害復興架け橋隊(福岡大学) | |
ベストプレゼン賞 | 動く観光案内所(日本経済大学) |
審査員特別賞 | シスマネ新宮町プロジェクト(福岡工業大学) |
災害復興架け橋隊
(福岡大学)
私たち災害復興架け橋隊は、被災地への支援活動を行うボランティアサークルです。2017年に起きた九州北部豪雨、2018年に起きた西日本豪雨で被害を受けた福岡県朝倉市を中心に活動しています。被災地へ赴き、土砂の撤去や土嚢作りなどのボランティア活動を行う直接的な支援と、大学の食堂で被災地の食品を使ったメニューを考案する学食コラボや物産展などの間接的支援を軸に活動しています。これらの支援活動を通して、福岡県と被災地を繋ぐ架け橋になることを目標にしています。
被災地と福岡を繋ぐ架け橋になる!
代表 関山 菜々子さん
工場見学したいけんチーム
(福岡工業大学)
今年3年目となるこのプロジェクトでは、古賀市に拠点を置く企業と連携し、協働して、地域貢献をキーワードとした課題解決型学習の実践を行っています。毎年春から夏にかけては、古賀市主催の工場見学ツアーの企画、運営を行ってきました。現在は、このツアーの準備期間に企業の工場等を実際に見学して見つけた課題や問題をIE(インダストリアル・エンジニアリング)手法で解決するというプロジェクトに取り組んでいます。これまで学修して得た知識や技術を活かして、ご協力頂く企業の関心を得られ、また実際に取り入れることを検討いただけるようなレベルの課題解決を目指し、地域貢献を図りたいと考えています。
九州産業大学ライフセービング同好会
(九州産業大学)
私たちは、7⽉半ば~8⽉末までの海⽔浴シーズンに東区の志賀島海⽔浴場や早良区のシーサイドももち海浜公園において、ライフセービングという⼈命救助のボランティア活動を主に⾏っています。内容としては、地域の消防⼠の⽅なども協⼒しながら、⽔難事故を未然に防ぐための監視活動や、より良い海の環境になるようにビーチの清掃などを実施しています。また、海⽔浴場シーズン以外にはトレーニングや安全管理についての学習を⾏い、⾏政の協⼒のもと⾏う事故の現場を想定したシミュレーショントレーニングなどに参加しています。地元福岡での⼤会の開催や、地域密着のイベントの企画にも、近年力を入れて取り組んでいます。
福岡の海の安全は俺たちが守る!
代表 山﨑 響己さん
システムマネジメント学科PBL福岡県警プロジェクト
(福岡工業大学)
私たちは、歩行者が横断歩道を渡っているときの行動を分析し、福岡県警の協力の下、交通安全対策につなげることを目標としています。初年度では、VR(バーチャルリアリティ)を用いて交通安全シミュレータの開発を行いました。昨年度からは、実際に大学敷地内の横断歩道を大学の許可を得て、歩行者を撮影し、渡る前の左右確認の分析を行い、結果より左側の確認があまりできていないという結果を得られ、その事実を知ってもらうことで、事故の減少を促しました。今年度では、昨年度の活動をより改善・検証することを目標としており、それにより今後の活動の幅を広げ、よりよい交通安全指導に繋げられるように努めています。
ICTで交通安全!
代表 松尾 草青さん
WAN
(九州大学)
WANは設立17年目の学生主体の団体です。時代の社会課題に応じて活動のテーマを自分たちで設定していき、2015年から「地域創生」を活動テーマにしています。人口減少・少子高齢化が叫ばれる中、日本が今後発展していくためには都市圏の経済成長では不十分であり、現在、「地域創生」の重要性が急速に高まっています。WANは、福岡を中心とした大学生が最新テクノロジーを駆使し、地域を応援することで地域活性化に貢献しています。具体的な活動としては、イベントの企画・運営やSNS・メディアでの情報発信を通して、地方の魅力を発見し、全国に発信しています。大学の枠を超えた仲間と活動し、地域の垣根を越えて、地方を盛り上げる”きっかけ”を一緒につくりませんか?
新時代を担う学生が地域を盛り上げます!
代表 園田 映美音さん
シスマネ新宮町プロジェクト
(福岡工業大学)
学習指導要領の改訂により2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化され、本プロジェクトの対象となる小学校6年生にもプログラミング的思考を育てることが求められています。私たちは、大学での学びである「オペレーションズ・リサーチ」の手法を用いて、小学生の日常生活をテーマに、コンピュータを利用することの有益性、それが行う計算過程を知ってもらうとともに、プログラミング的思考力を養ってもらうことを目的に大学生によるICT体験授業を実施しています。体験事業をきっかけに、小学生が専門的な学問に興味を持ったり、学問が日常生活にも大きく活用されていることを理解したり、学習への目的意識をさらに向上させることが期待できる内容となっています。
小学生のICT教育の発展を目指します!
代表 米田 成美さん
動く観光案内所
(日本経済大学)
大学の地域連携センターやOB企業㈱QuickConnectを中心に地域の観光事業を中心に社会貢献・地域貢献活動、行政や企業との協働・連携などの経験を通じて地域の観光の活性化やまちづくり、社会実証実験事業など関わり、大学や学生の力で地域や社会課題解決のために実践的に協力し、社会経験値を得てキャリアアップするために、① 福岡市での動く観光案内所・たすけっとなど社会実証実験への参加協力、②太宰府市観光調査など行政の観光調査への参加協力(アンケート調査)、③福岡市や朝倉市など観光モニターツアーへの参加協力、④太宰府市文化協会春の祭典や太宰府市環境フェスタなど地域活動への参加協力活動しています。
世界と未来を観光でつなぐ
代表 楊豊さん
フレンズ国際ワークキャンプ九州委員会(FIWC九州)フィリピンキャンプ
(西南学院大学)
私たちFIWC九州は九州大学・西南学院大学・福岡大学の学生を中心に、フィリピン・ネパール・中国・インドネシア・福智町・大分の耶馬渓地区・国立ハンセン病療養所等で活動しています。特に、フィリピンキャンプでは学生と現地の村人が共に生活し(共同生活)、共に建設を行う(共同労働)をモットーにインフラ整備活動のワークキャンプを行っています。現地の村人に直接インタビューを行い、ニーズを把握した上で共にプロジェクトの計画を立て実行することで、プロジェクトが終わった後も自律的な活性化が期待されます。また、この活動を通して日本人学生自身と現地に住むフィリピン人の双方、そして福岡の人々に対して幅広い影響を与えることを目指しています。
フィリピンと日本を繋ぐ架け橋になりたい!
代表 日隈 実奈美さん