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平成27年度学生地域活動大賞

大学ネットワークふくおかが実施する
「学生地域活動大賞」

大学ネットワークふくおかが主催する「学生地域活動大賞」の二次審査と表彰式が平成27年10月31日、福岡市役所1階市民ロビーで開催されました。当日はボランティアなど、地域・社会の中で積極的に活動している学生グループ5団体が活動内容を報告。最終審査により最優秀賞1団体、優秀賞4団体が決定。情熱を注いで取り組んだ学生たちの活動を紹介します。

IT技術を用いて地域課題に取り組む

ふくおかIT Workouts 福工大チーム

(福岡工業大学)

学生と福岡県内の行政の職員が一緒になって、地域課題の解決に向けてのITシステムを開発しました。田川市では、買物弱者の情報を地域で共有するための情報共有システム「たすくる」。大野城市との取組みでは、一商店街の情報を広く発信する市民参加型のオープンデータサイト「Com City」を開発。現在、新宮町の観光情報を発信するためのオープンデータ構築サイト「たのしんぐう」のプロジェクトも進行中。ITシステムを通じて、普段は気づかない地域の特徴の可視化をめざしています。

行政の方々との協働は貴重な経験でした!

代表 佐藤 夏姫さん

タブレット端末でバスの利用状況を調査

CBTSSG 九州産業大学情報科学部 稲永研究室

(九州産業大学)

利用者が減少傾向にあるコミュニティバスの利用状況調査に、タブレット端末を活用したアンケートを実施しました。バスの車内に設置したタブレットに利用目的などを表示し、利用客にタッチしてもらうことでデータを集積・分析。「芦屋タウンバス」では、2013年に抽出したデータが、今年3月に施行されたダイヤ改正の基礎データとして活用されました。また、「ふくつミニバス」でも同様のアンケート調査を実施。これらの取組みはTV、新聞などのメディアでも紹介されました。

これからはタブレットでのアンケートシステムの普及を図りたい!

代表 木下 貴裕さん

実験教室で子どもに理科の楽しさを教える

九州産業大学 理科研究会

(九州産業大学)

子どもたちに理科の楽しさを教えることを目的に、「作る、遊ぶ、学ぶ」の3つの観点から小学生を中心とした「子ども理科実験教室」を開催。理科実験やサイエンスマジックショーなどを通じて、子どもの理科離れの抑制及び学業への意欲向上を図りました。さらに、地域の公民館などを会場に「出張子ども理科」も開催することで、出張先の地域との交流も図れました。また、これらの活動を続けることで企画力を養えるなど、学生自身のスキルアップにもつながりました。

一連の活動を通じて企画力も身につきました!

代表 中村 憧平さん

地域と連携して3Dハザードマップを製作

福岡工業大学 地域防災研究チーム

(福岡工業大学)

福岡県新宮町原上地域の地域防災ワークショップに参加。実際に地域のみなさんと街歩きを行い、危険な個所などの情報を共有して地図にまとめたうえで、新宮町の土砂災害・浸水想定箇所を表した3Dハザードマップを製作しました。防災科学技術研究所が開催する「防災コンテスト」に同マップを出展したところ、第5回コンテストで奨励賞を受賞しました。これからは、福岡工業大学と地域包括協定を結んでいる古賀市にも活動の範囲を広げて行きたいと考えています。

より高度で広く活用されるハザードマップの開発をめざします!

代表 時枝 真志さん

SNSを活用して、地方の情報を都市部に発信

NPO法人学生ネットワークWAN

(九州産業大学/九州大学/西南学院大学/中村学園大学/福岡女子大学/福岡大学/立命館アジア太平洋大学)

“地方を元気にしよう!”のテーマのもとSNSをフルに活用し、都市部へ向けた地方都市の情報発信を展開。福岡県糸島市、佐賀県伊万里市、大分県中津市、沖縄県の4つのエリアで、フェイスブック、ツイッターなどを使い、地域産品、行政施策、イベント、伝統工芸などの情報を発信しました。特に、伊万里市では一週間で2万5千件ものアクセスが得られ、同市の知名度向上に大きく貢献。今後も独自の取材はもちろん、斬新な切り口で地方の魅力を伝えていきます。

私たちの活動はマスコミでも注目されました!

代表 中村 杏さん